木工では「切断」は重要かつ基本的なプロセスです。初心者は真っ直ぐに切る方法に苦労することが多いです。
今日は、鋸を使って真っ直ぐに切るためのいくつかのコツをご紹介します。基本的な情報も含まれていますので、必要な部分だけを読んでください。
四面に線を引く
定規と鉛筆を使って木の表面に線を引きます。木の表面を傷つける可能性があるため、シャープペンシルの使用は避けてください。
必須ではありませんが、大工の定規(直角定規)を使用して木の表面に線を引くこともできます。(ただし、初心者には線が繋がらない可能性があるため推奨しません。)
木の四面に正確な90度の線を引きます。
作業台に木を置く
木を固定するために踏みつけて下から鋸を引いて切る方法を想像するかもしれませんが、この方法は初心者にとって真っ直ぐに切るのが難しいです。
その理由は、木を踏みつけると、引いた線が目から遠ざかり、鋸を合わせるのが難しくなるからです。木を作業台やテーブルの上に置きます。
木をしっかり固定する
木を切るときには、しっかり固定することが重要です。精度を求めて真っ直ぐに切りたい場合は、クランプを使用して木を固定します。
木が小さい場合はクランプを使用せずに切ることができます。毎回切るたびに固定するのは非効率的になるかもしれませんが…
力を入れすぎない
日本の鋸は引いて切るため、木が浮き上がる傾向があります。手で押さえると、力を入れすぎることになります。そのため手が疲れたり、震えたりして真っ直ぐに切るのが難しくなります。
また、力を入れすぎて切ると、刃が揺れたり、変なテンションがかかり、引いたマーキングラインから逸れて真っ直ぐに切ることができなくなります。
鋸で真っ直ぐに切るときのコツは、ゆっくりと軽い力で切ることです。全力で切らないようにしましょう。
最初の切り込みが重要
切り始めがずれると、真っ直ぐに切ることができません。このサイトでは切り始めのコツについて説明しています。
刃全体を使って切る
鋸の刃の一部だけを使って何度も引いていると、ただ疲れたり効率が悪くなったりします。
鋸の刃全体を使うことが重要です。
切るときの姿勢
真っ直ぐに切りたい場合は、鋸とマーキング線をまっすぐに見る必要があります。
正しい鋸引きの姿勢は、目の中間を鋸の刃の通る道に合わせること、すなわち鼻と刃の位置を同じにすることです。
慣れていないと少し違和感を感じるかもしれません。
右利きの場合、鋸は体の右側にあります。しかし、顔を鋸と同じラインに合わせると、右に傾く姿勢になります。
でも、それで大丈夫です。切断線をまっすぐに見ないと、真っ直ぐに切ることができません。
この正しい姿勢を意識するようにしましょう。
材料を回して切る
木が厚いほど、切り終えるまでの距離が長くなり、真っ直ぐに切り下ろすのが難しくなります。したがって、木が厚い場合は、回しながら切ることをお勧めします。角から側面へ、角から側面へ、少しずつ切るのです。
回しながら切ることで、切り始めから切り終えるまでの距離が木の厚みの半分になり、単純にズレが減少します。
このとき、コーナーからゆっくりと切り始め、その後、鋸を寝かせて切り込みの溝を作ります。
回しながら切ることには、木が欠けるのを防ぐ効果もあります。
切りたい木が長い場合、切る途中で折れることがあります。切られた部分が材料の重さに耐えきれず、折れてしまうのです。悪いことに、折れるときに木が欠けてしまいます。
回しながら切ることで、切れ目の端が木の中央になるため、木が欠けることはありません。
結果として、回しながら切る方が真っ直ぐに切りやすく、材料が欠けにくくなります。
自分の癖を見つける
何度か練習してみることで、切断の癖を見つける必要があります。多くの人は同じ方向に斜めに切るなど、自分なりの癖を持っています。
自分の癖を理解し、練習することで上達し、真っ直ぐに切ることができるようになります。
治具や工具の活用
ジグ、鋸ガイド、マイターボックスを使って真っ直ぐに切ることができます。
ただし、これらはあくまで補助ツールです。頼りすぎると斜めに切ってしまうこともあるので注意しましょう。